こんばんは、ぼたんです。
最近一番ときめいた一冊、『花酔いロジック』
・夢水清志郎シリーズ(はやみねかおる 著)
・夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦 著)
この辺りが好きな人にはきっと刺さる物語だと思います!!
あらすじ
戸山大学へ入学した坂月蝶子。
ミステリ好きで「推研」こと推理研究会に入ろうと思っていたが、新歓で声をかけられ入会した「スイ研」は酔理研究会で――!?
スイ研で出会うたくさんの謎と人間模様。
酔えば素敵な理が見える。
酒に酔わない体質の蝶子。
飄々としていて、海の底のような瞳をもつ三木島先輩の前では酔いを感じる…か?
酒と恋と青春。
二度と戻れないあのバカ騒ぎの毎日を思い出して心が躍り出してくるはず!
感想
もうね、大好きです。
毎日飲み歩いてバカ騒ぎした大学生時代を思い出して、ノスタルジアを感じます。
お酒で楽しい賑やかな雰囲気は、森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」を彷彿とさせます。
みんなバカみたいに本当に楽しそうで、読んでいてついつい笑顔になります。
飄々として掴みどころがないのに、よく周りを見ていて、周囲で起きる謎を次々とあっさり解決してしまう三島木先輩。
お人柄や推理を披露するときの語りの雰囲気などが、はやみねかおるさんの「夢水清志郎シリーズ」を思い起させます。
蝶子が入学した春~冬まで、季節の流れに沿って5章の話が盛り込まれています。
どれも突拍子もなくて、どんちゃん騒ぎで、だからこそ最後の三島木先輩が読み解く理がしっとり染み入ります。
蝶子と三島木先輩の、両片想いのような、近づいているようでわからない、微妙な関係がもうじれったい!
青春時代のたくさんの思い出を思い出したい皆さま
お酒を飲みながら物語に酔いしれたい皆さま
甘酸っぱい爽やかな青春恋愛物語を楽しみたい皆さま
しっとり軽やかに読み進められるので、活字を追う元気がないな…というときでも楽しめる一冊だと思います。
ぼたん🌸
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