『夢をかなえるゾウ3』 水野敬也 著

 

こんにちは、ぼたんです。

 

 

あのガネーシャの教え『夢をかなえるゾウ』シリーズ第3弾!

今回は悩める独身女子の前に、スパイシーなブラックガネーシャが登場。

 

 

 

 

何事も思い通りにいかず、神社やパワーストーンなど何かの力にすがりたくなる気持ち…すごくわかります。

 

今作の主人公も、ふらりと立ち寄った占いの館でずばり言われたのが響き、さらなる幸せを手に入れるため偽ガネーシャ像を高額購入することに。

そしてこの偽ガネーシャ像が、まさか本物のガネーシャとの出会いを引き寄せます。

 

 

 

今回のガネーシャは過去作よりも厳しさが増し、登場して早速主人公へ「大事なものは何か」を問い、その中に挙がらなかった部屋のあらゆるものを壊し、捨てる強硬手段に出ます。

 

先の『シンプリスト生活』とも少しつながるような気がして、自分も改めて家中の整理をしなければ…と身が引き締まります。

 

 

 

自分が変わりたいと思うなら、それ相応の気持ちと努力をしなければならない。

大方の人たちはこの努力を頑張れない。しかし、過去の偉人たちはこの努力を頑張れたから数々の功績を残している。

 

 

それでは、その頑張り方とは?

 

 

 

 

他の数々の本でも語られていますが、人間のこれまでの歴史の中で、たいていの悩み事は解決方法が見つかっている場合がほとんどです。

 

しかし、それに辿り着けない、もしくは辿りついても行動に移せない人も多く、今作ではガネーシャが力強く(強制的に?)背中を押してくれ、ただ我慢するのではなく頑張り方の工夫なども教えてくれます。

 

 

 

 

頑張って、頑張って、それでも主人公は求めていた夢を叶えられず、やっぱりいくら努力をしても叶わない夢があるんだと落ち込みます。

 

 

そこで主人公はガネーシャに問います。

これだけ頑張ったのに、なぜ私の夢は叶わないのか、と。

 

 

 

その問いに対するガネーシャの引き際というか、あくまでも最後は主人公の判断にゆだねるよっていう「来る者拒まず去る者追わず」感というか、普段ふざけて見えて時に真面目なガネーシャに悔しくてモヤモヤしちゃいます。笑

 

 

 

でもその後、主人公はこれまでの努力のおかげて自分が見えている世界が広がり、新しく夢中になれる夢が見つかっていることに気づき、ブラックガネーシャの下で最後の修行に挑戦します。

 

 

 

そして最後には…まさかまさかの結末が待っています。

 

 

 

 

 

何かに挑戦するって、すごく強い気持ちが必要な気がします。

 

でもそれって、失敗したら恥ずかしいとか、挑戦の過程にある苦しみを通りたくないとか、ネガティブな想像がどんどん膨らんで、それに打ち勝って行動するために強い気持ちが必要になってしまう。

 

そしてそんな気持ちなんてそうそう持っていられないので、結局挑戦をしないか、挑戦しても途中で諦めてしまったり。

 

 

 

しかし、「夢」にたどり着く道は一本だけでなく、選んだ道が失敗してもまたそこから別の道が現れ、遠回りでも少しずつ進んでいれば最後には夢にたどり着ける。

多くの人は夢への道が一本しかないと思い込み、それがダメだったときにそこで諦めてしまう。

 

 

 

遠回りでも、ゆっくりとした歩みでも、行動に移し努力を続けられる人こそが成長し、夢を叶えていけるのだとガネーシャが教えてくれます。

 

 

 

たぶん、ガネーシャが教えてくれている内容って、これまで幾度となくいろんな人が唱えていることで。

それを主人公の生活や変化を追いかけながら教えてもらえることで、よりその教えを実践したときに現れる変化が身近に感じられて、納得感が増すというか、こうした変化が期待できるなら自分も頑張ってみようって思える。

 

 

 

 

私はいま叶えたいと思える夢を探している真っ最中ですが、興味のあることにはどんどん挑戦して、たくさん寄り道をしながら視野を広げ、いざ夢が見つかったときにふんばれるだけの体力をつけていきたいなあと思います。

 

 

 

ガネーシャさん、またね。

 

 

 

 

ぼたん🌸

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